こんにちは、茶ガラシです。
今回は、「凍頂烏龍茶対決!!」と題しまして、
2007年冬の名作「XIW1」と、
2008年春の名作「XIS1」を同時に淹れて見て、
その結果を黙って眺めようという意地の悪い企画です。
以下、条件です。
室温:26度
使用する水:東京都水道水
水の硬度:53(4月時点)
茶葉:「2008年春 XIS1 凍頂烏龍茶」、「2007年冬 XIW1 凍頂烏龍茶」
抽出時間:6分間
湯温度:沸かしたての湯(だいたい98度程になっています)
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<用意するもの>
1) 茶器(茶壷(急須です。150CC程度入るものを使用しています。)、
茶海(コップ等で代用可。)、飲杯(湯飲みです。))
2) 茶葉3g
3) 熱湯(沸かしたてのもの)
次に手順をご説明します。
<手順>
1) 沸騰した熱湯を茶器(茶壷、茶海、レンゲ、飲杯)に注ぎ、温めます。
2) 茶壷の熱湯を空け、茶葉を茶壷に入れ、沸騰した熱湯を注ぎます。
3) 茶壷の蓋を置いてから、6分をカウントし始めます。
4) 6分間のカウントの後、即座に茶海に抽出した茶水を注ぎ入れます。
5) 茶水が冷めないうちに、レンゲの裏表で香りを確認します。
6) 冷めないうちに茶水の味をご確認します。
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(XIS1)
まず、レンゲで香りを確認。
酸味のある凍頂香を強く感じる。
渋みがXIW1に比べて強く感じる。
(焙煎が弱いせい?)
そして、XIW1に比べ、凍頂香が来るのが遅いです。
蜂蜜と酸味が特徴的に感じる。
味は酸味が強いが奥行きがある。
イメージ的に力強さを感じる。
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(XIW1)
(3分30秒で茶器から香り始める。)
儚げなバターとヒヤシンスの香り、
焙煎香もあるが優しい凍頂香あり。
そして、香りの立ち始めに凍頂香が来ます。
味は酸味が少ない。
XIS1に比べ柔らかいが平らな感じ。
渋みを感じない。
とても落ち着く香りが初めから長く続く。
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さて、上記の「6分間抽出」は、その茶葉がどれだけの香りや雑味を持っているかを長時間抽出で確認する方法だと思います。
次に、抽出時間を30秒間隔で4煎目まで比べてみることにより、香りと味の変化を詳細に確認してゆきたいと思います。
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(「XIS1」を30秒間隔で抽出)
1煎目:サトウキビの甘い香りと、吟醸香。次にクチナシの花とバターの香り。味は和三盆を溶かし込んだような淡い味わい。
2煎目:クチナシの花とバターと蜂蜜の香り、ヒヤシンスの花の香りから凍頂香、そして伽羅の火末の香り。味は強いパイナップルの様な酸味のある味わい。
3煎目:椿の花の香りの後、伽羅の火末の香り。味は軽い渋みとパイナップルの酸味。
4煎目:生姜湯の香り、シナモンの香り。味はあっさりとした桜餅のような味わい。
XIW1とは異質な凍頂香。XIS1の凍頂香は「蜂蜜の香り」が強く出ているのが特徴のように思う。
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(「XIW1」を30秒間隔で抽出)
1煎目:麦焦がしの香りの後、凍頂香あり。味は麹のような甘い味わい。
2煎目:クチナシの花とバターの香り、ゆっくりと凍頂香が香り始める。味は吟醸酒のおもむきに麦焦がしの味わい。
3煎目:ゆっくりと凍頂香が立った後に、桃の果実の香りあり。口の端に広がる青草の香り。味は、アミノ酸と甘味の絶妙なコントラスト。あっさりとした甘梅の酸味と、アップルシナモンの酸味あり。
4煎目:ヒヤシンスの花の香り。味は、甘梅の味。強い酸味と渋みが隠れている。
XIS1とは異質な凍頂香。XIS1から蜂蜜の香りを弱くし、桃のような香りを追加したような艶の有る香り。
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(※1 本文中で「凍頂香」という用語を使用しました。「凍頂香」とは凍頂烏龍茶独特の香りです。「凍頂気」とも言います。この香りは言葉で説明するのが難しい為、お知りになりたい方は、「清品茶房 茶通 広尾店」にご来店頂ければ、ご自分で体験して頂けると思われます。)
(※2 本文中で「伽羅の火末の香り」という表現を使用しました。これは、日本の香道の用語で、聞香炉で伽羅という沈香木を焚く時の、焚き始めてから時間が経って、「末」の頃になった時の香りを言います。分かりにくくて申し訳ありません。。。)
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今回、「対決!!」と名うっては見たものの、
お茶比べの意味の無さのようなものも強く感じました。
「2007年冬 XIW1凍頂」も「2008年春 XIS1凍頂」も、
どちらも強い個性を感じました。

とても落ち着いた香りと味を感じさせ、
「Afternoon Tea」に向いていると思わせる「冬茶XIW1」。
目の覚めるような力強さを感じさせ、
「Morning Tea」に向いていると思わせる「春茶XIS1」。
優劣など付ける無意味さをつくづく感じました。
私は、もっとお茶と向き合うべきなんだろうな。。。
つくづく感じた今日この頃でした。。。
「日々反省中」の茶通広尾店より、
茶ガラシぃ