マメヒコとマグ茶
マメヒコとマグ茶 ~マメヒコ渋谷店にて~

こんにちは、茶ガラシです。

昨日、「マメヒコ渋谷店1周年記念」のお祝いに、

マメヒコ渋谷店さんに店長と共に行って参りました。

店長の結城さんをはじめ、スタッフ方々とも長々とお話させて頂きました。

 

私と店長はここで、おもむろにマグ茶を注文させて頂きました。

私はもちろん「東方美人」、店長は「凍頂烏龍茶」を。

店長は「マグ茶@凍頂烏龍茶」を「香りが出てるね。うまい。」と喜んでいる様子。

私は、はしゃいでいる店長をよそに、東方美人の確認を始めました。

 

(到着直後)

マグ茶到着直後.jpg

 

 

 

 

 

 

さて、コースターを蓋代わりに載せてあるので、取って香りを聞いてみると、

茶ガラシ:「。。。。。むぅ。。。薫ってる。。。」

なんか今まで聞いていた状況とまったく異なっている様子。

茶ガラシ:「これ、薫ってない?」

てんちょ:「ねぇ。。。」

茶ガラシ:「それに、熱くない。。。温度下げたな。。。計ってみよっと。。。」

 

(到着直後の茶水温度)

到着直後の温度.jpg

 

 

 

 

 

 

温度を完全に温度が下げられている様子。

(到着直後の茶水の様子)

到着直後の茶水の色.jpg

 

 

 

 

 

 

 ほぼ飲み頃の温度の為、茶水を飲んでみると、

ふゎっとマスカットのような香気が口の中に広がります。

そして、とても飲みやすいのです。

茶ガラシ:「。。。おいしい。。。」

てんちょ:「たぶん、温度下げたんだね。前飲んだ時は、81度だったからね。」

茶ガラシ:「。。。。。」

私は、とても驚きました。。。

 

そこで、マメヒコの営業時間23時が過ぎるまで待ち、

その後で、店長の結城さんに質問してみることにしました。

茶ガラシ:「この東方美人。。。温度下げました?」

店長の結城さん:「実は、今日、東方美人の美味しい淹れ方を教わって、温度を下げてみたんです。。。」

茶ガラシ:「香りも出ていて、美味しかったですよ。」

店長の結城さん:「いやー、ありがとうございます。」

 

じつを言いますと、東方美人茶を「味」も「香り」も両立した状態で淹れるのは、とても難しいことなんです。

茶通での経験から言いますと、

お湯の温度を90度で抽出した場合、渋みが強く、香りも少し変わったような強い状態で出ます。

逆に80度のお湯で抽出した場合、甘味は強くなりますが、香りがかなり目立たなくなります。

そこで、85度で抽出した場合、香りも甘味も出て味も良く、とてもバランスの取れた状態になります。

 

つまり、「香り」と「味」を 両立させる方法は、

5度温度が変わると違った味になるという難しいバランスの上にあるものなのです。

 

驚きもしましたが、安心もしました。

「これなら、東方美人が美味しくなる方法を選んでくれるだろう。」

 

実は、「お湯の温度を下げる方法」は、お茶を淹れる方法が煩雑になる為に、

次回以降に提案していこうと考えていた方法でした。

 

今回、茶通としては「茶葉の量を現行の半分にする」という選択肢を用意するという事を提案しました。

店長の結城さんもかなり乗り気のようでした。

 

マメヒコさんの「マグ茶@東方美人」が、

更に沢山のお客様に愛されるものになるように祈ります。

マグ茶.jpg

 

 

 

 

 

 

 

また、マメヒコに行ってみよっと。。。

 

「マグ茶はまだまだ進化します」茶通広尾店より

茶ガラシぃ

マメヒコとマグ茶 ~マグ茶の選択肢、マメヒコ渋谷店1周年記念日によせて~

こんにちは、茶ガラシです。

本日はマメヒコ渋谷店開店1周年記念日です。

マメヒコさんおめでとうございます!!! 

これからも、共に頑張って「お客様に喜んで頂ける場所」を提供して行きましょう。

 

さて本日、お客様から嬉しい声を頂きました。

それは、茶通の常連様からのお言葉でした。

そのお客様は今日も(本日を含めて連続4日間)もマメヒコのマグ茶改善の為にマメヒコ渋谷店に通って、

東方美人茶を飲んできたとの事でした。

「マメヒコのマグ茶を良くしたい。」というやさしいまごころから生まれた試みのようで、

涙が出そうなほど嬉しいです。。。

 

本日は、昨日から通常の半分の量の茶葉で淹れて頂けるようにマメヒコさんのスタッフに依頼していたとの事。

 

それを飲んでみると、結構美味しい味わいになっていたとの事でした。

その日は10煎目まで淹れて楽しんだとの事でした。

マメヒコさんが名誉を挽回した瞬間でした。

 

さて、茶通でもマメヒコさんからマグ茶用のマグカップをお借りして状況を分析してみることにしました。 

まず、東方美人の特性をご説明します。

 (東方美人の特性)・・・

東方美人は夏に取れるお茶です。夏の暑いさなかに収穫される東方美人は茶葉に渋みの成分が多く、どうしても渋くなりがちです。その為、茶舗や茶藝館等では通常、お湯の温度を下げて時間を長めにして抽出します。

高温で抽出するとタンニンが出やすく、渋くなりやすい為です。

(しかし、香りを出す為には、ある程度の温度が必要な為、理想的な抽出温度は90度から80度位と言われています。

東方美人の品評会受賞茶葉の理想的な抽出方法(茶缶に記載があります)には、150ccの茶器に4gの茶葉で90度から80度のお湯で2分間抽出とあります。)

 

さて、マグ茶の東方美人が「飲みづらい」程の状態で出てくるのには理由がありました。

以下、その理由です。

------------------------------------------------------------------- 

① 茶葉の量が多い。

(これは、東方美人をマグカップで淹れるには多目の分量だと思われます。)

 

② 熱湯で淹れる為、お茶と茶器がかなり熱い状態で出てきます。その為、理想的な濃度になっている時には、

熱くて飲めません。冷めるまで待っていると、どんどん濃度が濃くなり、渋みも出てきます。飲める熱さになった頃には、

紅茶のような濃さになっています。(東方美人は紅茶に似ていますが、決して紅茶ではありません。烏龍茶の属する「青茶」の部類です。「白毫烏龍茶」や「香檳烏龍茶」という別名もあります。)

------------------------------------------------------------------- 

 

マメヒコのオペレーションは以下のようだそうです。

お湯温度 : 95度の湯を使用

茶器温度 : 人肌程度に温めて提供

茶器    : マグカップ、コースターを蓋に使用(温度と香りを逃がさないようにする為と、香りを楽しむ為?)、金属製のティースプーン(茶葉を飲まないようによける為?) 

抽出時間 : 基本的に湯を注いでからすぐにお客様の手元に持って行く。お客様の手元で1分程お待ち頂いてから飲んで頂くように依頼。

茶葉の量 : 秘密 

-------------------------------------------------------------------

 

次に、お客様にお茶が届いた時の状況です。(お客様のご意見を元にしています)

-------------------------------------------------------------------

① 届いた時、熱くて飲めず、1分後、もちろん飲めない。

② 飲める温度になる頃には、濃すぎて飲みたくない。

③ 慣れていない方は付属しているティースプーンで茶葉をマグの底の方に押し付ける。(これにより、抽出はさらに進みます。)

④ なかには、1時間程ほとんど飲まずにいて、それから飲む方もいる。

------------------------------------------------------------------- 

 

そこで、茶通でもマメヒコさんとほぼ同じ条件でどういう状態になるか実験してみました。

 

(時間と湯温度の関係)

------------------------------------------------------------------- 

3分後・・・湯温度84度→熱くて飲めない温度

5分後・・・湯温度77度→熱い温度

8分後・・・湯温度72度→唇が熱いけど少し飲める温度

10分後・・湯温度67度→少し飲める温度

12分後・・湯温度63度→飲める温度

------------------------------------------------------------------- 

マグカップは素材の厚さが分厚い(2mm程あります)ボーンチャイナで作成されている為、

非常に冷めにくい構造になっています。そして、小さな中国茶用の飲杯で飲むときと違い、

かなり熱く感じるのです。

その為、飲める温度も自然と低くなります。

12分過ぎの63度程度から「だいたい飲める温度」となり、その頃には以下の写真の様な茶水の濃度になります。

 

(現行の茶葉量で12分抽出した茶水)

2g_12分.jpg

 

 

 

 

 

 

次に、今度は茶葉の量を半分に減らしてみますと以下の様な濃度になります。これも12分過ぎの63度程度のものです。

 

(半分の茶葉量で12分抽出した茶水)

1g_12分.jpg

 

 

 

 

 

 

半分の茶葉量で淹れたものは、香りも出ており、飲みやすい濃度と言えます。

-------------------------------------------------------------------

さて、ここまでご紹介した実験の他に、「湯温度を85度にする」、「茶器を温めず蓋もしない」という方法も、

実際には行ってみましたが、「オペレーションをいっぺんに変更することは危険」ということで、まだ提案はしないこととしました。

 

茶通側としては、

「茶葉を現行の量と半分の量で2通り選択肢を用意する事」

を提案することにしました。

これによって、従来の淹れ方が好きだったお客様にも、新しい淹れ方をご希望のお客様にも、

共にご満足頂けると考えられます。

まぁ、受け入れて頂けるかはマメヒコさん次第ですが。。。

 

茶通ではこれからも、マグカップでのお茶の淹れ方を研究していきたいと考えています。

 

P.S.

本日はちょうどマメヒコ渋谷店1周年記念日の為、

これからお祝いに伺おうかと考えています。

 

「最近マグ茶にハマリ気味」の茶通広尾店より、

茶ガラシぃ

マメヒコとマグ茶 ~マメヒコ マグ茶の挑戦~

こんにちは、茶ガラシです。

本日、お客様と貴重なお話が出来たので、

ここでご紹介させて頂きたいと思います。

 

今日、昼の暑い盛りに一人のお客様にご来店頂きました。

その方は、マメヒコさんのファンの方で、

「あそこ(マメヒコ)で飲める中国茶は日本一だと思っていますから」と

とっても嬉しいお言葉を頂きました。

「友達と中国茶を飲む時はマメヒコに行くようにしている」

と楽しそうに話して頂くと、茶通としても幸せに思える瞬間でもありました。

そのお客様に私は次々と茶通の台湾茶をお淹れして飲んで頂きながら、

「美味しい!」と仰って頂くたびに「お茶屋さんをやっていて良かったな。。。」

と感じていました。 

その時、茶通の常連のお客様と一緒にお茶をお飲み頂きながら、

お話していたのですが、私がそのお客様にお茶を勧める度に、

その方は「東方美人茶」を避けるようにしている事に気が付きました。

その方は「今まで、中国茶は結構飲んでいますが、東方美人は良いものに出会ったことが無いのです。」

と仰います。

私は「あれ?」と思いました。

その方はマメヒコさんでも東方美人をお飲みになったことがあるとの事でした。

その方が仰るには

「マメヒコの東方美人を注文して、来た時、すぐには熱くて飲めません。それで冷めるまでおいて置くと、どんどん茶水の色が紅茶のような色になってきて、冷めて飲み頃になった頃に飲んでみるとすごく不味いんです。それもリ○トンのティーバックを長く置いておいた時のように不味くなるんです。」

との事。

その場にいた常連のお客様も丁度今日の朝にマメヒコに行って「マグヒコ」の東方美人茶を飲んできたと仰り、同じように、

「熱くて飲めやしねぇ。それで、冷めるまでおいて置くと、東方美人とは思えない色になって飲む気力を無くす。」と厳しいお言葉。

私は、その場でまず、マメヒコさんで採用しているのと同じ東方美人の茶葉を使用した「水出し東方美人茶」をお客様に飲んで頂きました。

結果は、「フルーティーで美味しい!」との事。

次に、東方美人を当店の淹れ方で淹れて、試飲して頂きました。

「。。。美味しい!フルーティーな香り!」とのお褒めの言葉をを頂きました。 

そして「この東方美人は好きです。」とも仰って頂きました。

 

実際、今日は昼頃に偶然にもマグカップを使用して茶通でもマグヒコの東方美人がどのような状態になるかを再現してみていたところでした。

かなり時間の経過した茶水をお客様2人にお見せしますと、「そうそうこの濃さです。」と仰います。

私は心のなかで「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」 と思わず叫んでしまいました。

飲める温度の時のマグ茶1.jpg
 

 

 

 

 

 

 

その時の写真がこちら。。。

実際はもっと凄いとか。。。

10分以上熱湯で抽出された東方美人は「紅茶のような」という形容に相応しい状態になっていたのです。

もちろんこの状態でかなり濃厚な味わいで、渋みも重くのってしまっているのです。

因みに、東方美人らしい味わいで抽出された茶水の色は以下のような感じです。

東方美人の茶水1.jpg
 

 

 

 

 

 

 

こうなってきますと、茶通としましても、本格的に「東方美人@マグヒコ」の美味しい淹れ方を研究せざるを得なくなりました。

因みに茶通の常連様のお話によりますと、

「茶壷で淹れるやり方のものを注文すると、適度な状態で来るんだけどなー。」と仰っていました。

問題は「東方美人@マグヒコ」。。。

お客様も、「マメヒコで美味しい『東方美人@マグヒコ』を飲んでみたいです!」と仰っています。

その後、そのお客様はお帰りになりましたが、課題は残りました。

これから、その問題点を解明して、解決策を見つけて行く予定です。

「マメヒコにグレードアップした『東方美人@マグヒコ』を!」を合言葉に美味しいマグ茶用泡茶法を研究してゆきたいと思います。

 

さて、マメヒコさんの 「東方美人@マグヒコ」は美味しくなれるか?

次回をお待ちあれ。

 

茶通広尾店より、

茶ガラシぃ